ムッシュちょっぽの なんねんろージャーナル

70代の夫が人生初の個展をパリで果たした!でも、思い出に浸る暇もなく…!傍で見守る妻の記録。

<パリ個展回想>悪夢の続きの続きのまた続き

4月11日月曜日

制作会社の人が

不備のあった作品のやり直しをすると

言ってくれたので

会期には間に合わなくても

途中からは完璧な作品展示ができると

安心したのもつかの間

 

 

 

夕方 お店の方から

携帯に電話がありました

 

 

「やり直しなんてしたらお店が破産してしまう」

「そちらの扱いが悪くて剥がれたのでは?」

「制作会社はやり直しにかかる費用を持つつもりがない」

 

 

 

なにそれーーーーーー(~_~;)

 

 

 

電話がかかってきたのはタクシー乗車中だったので

かなり感情的な相手に落ち着いてもらう為にも

「一旦電話を切って掛け直します」と言ったちょっぽさん

 

 

 

ホテルに戻り

日本の知人に連絡して制作方法について

情報を収集したり

2人で話し合って今後の方向性を考えたり

 

 

 

結論としては

 

やり直しはしない(しても良くなる保証がない)

作品の販売はしない(不完全な物をお渡しする事はできない)

 

そして何より

 

作品の色は日本で作るより美しい(ちょっぽさんは満足している)

 

個展終了後お店で作品を預かってくれる

…という先の事も考えて

お店の方と話し合う事になりました

 

 

ここからは元経営者のちょっぽさん

相手の事情もふまえながら

見事に解決の道を見つけ出しました

 

 

ほーーーーっとしました

一安心です

 

でもこれこそが

海外で活動すると逃れられない洗礼のようなもの

 

文化の違いや考え方の違いを体感したからこそ

日本人としての感覚で

相手を慮らないといけないな・・・と思いました

 

個展が始まるまでに

パワーを使い果たしたような気分

 

そんな個展開催前日の夜でした

 

 

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夕方お店からの電話があるまでの二人は

こんなにニッコニコでした

 

昼間大好きな「Du pain et des idées」で

美味しいパンを買って食べて ・・・

 

天国と地獄が1日でやってくるなんて

なんて日だ〜!

 

 

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